みなさんこんにちは!Rinです☺
今回は韓国外国語大学語学堂のPart2!!授業内容や試験内容などを詳しくご紹介したいと思います!!外大の語学堂はレベルが高く難しいと聞くけど実際はどうなのか気になる方も多いですよね。
そこで2級から6級まで外大の語学堂に通った私が実際どうだったのかそれぞれ級ごとに全部公開しちゃいます♪これから外大に通う方は要チェックです!!
はじめに
まず始めに、外大の語学堂は4技能全てバランス良く満遍なく授業するスタイルではありません。私もてっきり入学するまでは、毎日1時間ずつ全て勉強すると思っていたのですが実際にはそうではありませんでした。級によってどの科目を重点に授業するかは異なりますが、基本的に外大は会話と文法に力を入れている印象を感じました。쓰기に関しては授業でほとんどしなくて、課題でその分書かせる感じでした。(文法で有名な延世の教科書を使って勉強している他の語学堂の友達に聞いたら外大も同じぐらい文法を勉強するんだねと言われました)
そして外大はどの級も毎週小テストがありました!点数の配点としては少ないですがしっかり勉強して点数を稼ぐのが🙆
修了基準は中間と期末の平均が70点以上、かつ各科目60点以上で修了です。遅刻を3回すると1回欠席と見なされ、40時間以上欠席すると進級は出来ません。
それではまずは2級から説明します!
2級
まず2級で習う文法から。


こうやって見ると習う文法が多いですよね!外大の1級と2級は教科書が2冊あり、学期内に全て終わらせるので授業のスピードが速く、最初はついていくのに必死でした。
基本的に月・水・金は担任の先生と文法2~3個を2時間勉強し、残り2時間は会話練習。火・木は副担任の先生と文法2~3個を2時間勉強し、読解を2時間やっていました。書き取りは宿題、聞き取りは不定期で勉強。
会話練習はその日習った文法を使って1人もしくは2人で会話練習をして発表などもしたりしていました!
中間テストは筆記試験とインタビュー試験。中間のインタビューは担任の先生と1対1で15分ほど会話をします。基本的には授業で習った内容と似たような質問をされるのでそれに答えていく感じです。2級は先生が質問してくれるのでそこまで怖がらなくても大丈夫です笑
また期末の前は発表があって、私は「今まで貰った大事な物」について15分くらい説明しました(PPTも作成)
期末のインタビューではクラスの子とペアで行います!(先生が実力が似たような子と事前に組んでくれます)事前に練習用のお題が出て、ペアの子と準備をします。当日はそのお題と似たような内容が出てきます!(くじ引き)今まで習った文法をいくつ使えるかがとても大事になってきます!
全体的に2級は日常会話で使う文法をたくさん勉強してとにかく会話の練習をさせる印象でした。

2級はほぼ毎日宿題があって意外と大変でした!でも日常生活でよく使う文法を勉強したのでその分韓国語の伸びや成長も感じやすかったです!
3級
3級で習う文法はこちら


3級でも習う文法は多くて日常会話でよく使う表現を習います!(そして授業の進むスピードは相変わらず早い・・・)3級から少しずつ文法も難しくなってきて似たような文法でもニュアンスが少しずつ違う文法が多く、最初は頭が混乱しながら勉強していました笑
授業内容は2級とほぼ同じで、月・水・金は担任と文法と会話を中心に学び、火・木は副担と文法と読解を勉強しました。
2級と違うのはインタビュー試験。2級では先生が質問してくれますが、3級では基本的に質問はなく、時間内にお題に沿って1人でずっと話さなければなりません。もし話が詰まると、先生が質問をしてくれます。
お題はくじ引きで、授業内容に関連していますが、当日までわかりません。3級で学んだ文法を何個か使わないといけない決まりがありますが、試験前にはクラスメイトと練習する時間もあるので、しっかり準備すれば大丈夫です。(この文法使いがちとか、あの文法使えてないよとかアドバイスし合っていました。)
そして外大の3級で一番特殊なのが演劇をしなければならないということ・・・笑
今まで習った文法の応用ということで演劇をするらしいのですが最初聞いたときに本当に理解出来なかった笑 というのも台本も全て自分たちで考えなければならないし、習った文法もそれぞれ均等になるように入れなければならないし小道具なども揃えて練習しなければならないし・・・しかも演劇が期末試験の1週間前という鬼畜スケジュール笑
クラスの子と数人グループになってするのですが、私のクラスも他のクラスもみんな喧嘩していてピリピリしていました笑(台本内容に納得がいかなくて話し合いが進まなかったり練習に全く参加しない子も居たり)
準備が大変ですが終わったら達成感がありました☺
(演劇当日、クラスの子が描いてくれました🌹私は人魚姫役をやりました笑)

4級
次は4級!4級からは少しずつ日常会話で使うものよりも公式的な場で使うような文法が増えてきました。


全体的な4級の感想としては高級に進むための練習という印象でした。
授業で扱う内容も環境問題や時事問題を少しずつ扱って、ガッツリ討論というわけではないですが討論の練習のようなミニ討論などはよくしました!
どの級も中間試験の前に수행평가という말하기の発表があるのですが、これが中間試験の評価に反映されます!
4級の時はクラスの子と2人ずつペアになって、韓国で問題になっている社会問題について発表しました。私は医師のストライキについて原稿を作成しながら暗記して発表、その後他の子たちと意見を出し合うという感じでした。
また期末の前にも発表があります!、お題が4つほど事前に公開されその中から一つ選んで賛成か反対かを決め、原稿を作成して暗記し発表しました。これもグループで行い、発表後は他の人にも賛成か反対かを聞き、意見交換をしました。


3級の時はあまり課題が無かったのですが、4級の時は一気に増えて毎日課題に追われていて
大変でした・・・私は毎日学校の図書館に通って課題を終わらせてから家に帰っていました笑
5級
5級からは高級なので習う内容も難しい主題が一気に多くなりました。また習う文法は少し減りましたが4級に比べて日常会話で使うよりも公式的な場で使う文法が多くなりました!また文法以外にも四字熟語や諺もたくさん習いました。

そして高級からやることと言えば・・・討論!!5級からは毎週のように討論があります。外大では司会者も自分たちでやります!必ず1人一回はしないといけません。
主題もなかなか難しく・・・私が覚えている範囲だと、外国語の初期教育・動物実験・リップシンク・芸能界復帰についてなどなど・・・2グループに分かれて30分ずつ交代で行ってその後に30分で主題に対して自分の立場とその理由を700字の作文を書いて提出しなければなりません。(TOPIKの54番のような感じ)
慣れないと最初は討論の根拠や資料探しなど大変ですが、慣れてくるとコツがつかめてくるし、練習もたくさんするので大丈夫です!
この討論のお陰で色んな社会問題などについて関心が湧いて、自分がいかに無知なのかも思い知りました・・・笑
また5級から少し授業内容が変わってきました。例えば5級では1単元に듣기と읽기が3つずつあって、今までよりも듣기と읽기に比重がある授業内容でした!また先述の通り討論もしょっちゅうあるので말하기や쓰기をやる機会も多く、やっとここで全部バランスよく勉強するなと感じました。



実際の5級での授業の様子。5級でも中間試験の前に発表があります!私は韓国のデジタル性犯罪についてしました。討論はよく白熱して話が脱線することもしばしば・・・笑 でもこの討論の授業のお陰で韓国語を話す力が上がった気がします。
6級
6級はとにかく忙しい。この一言に尽きます笑
毎週のようにある発表・討論・作品制作に必死に追われていつの間にか終わっていた思い出があります笑
6級で習う文法はこちら

6級はOTの時から卒業作品について話があってびっくりしました。
卒業作品は論文、雑誌、広告、エッセイの中から一つ選んで制作します。
チームで雑誌や広告を作って、発表。アンケートを取って報告書を作成して発表。自分の国の有名な詩を選んで翻訳して発表などなど卒業作品を制作するために練習と言う名の発表があるんです・・・これが毎週のようにあり、これに討論も毎週、課題も毎日あり本当に怒濤です。
討論も5級に比べて少し難しかったです。覚えている範囲だとFTA・賃金ピーク・遺伝子組み換え作物・表現の自由などなど日本語で考えても難しい主題がたくさんあり、まだまだ自分は社会に対して無知だなと改めて思い知りました笑
中間が終わったらいよいよ卒業制作に向けて動き出すのですが、卒業制作も本当に大変なんです。まずは制作する前に自分はどういったジャンルでどのように制作するのか、発表しなければなりません・・・クラスの子や先生にアドバイスをもらったあとに本格的に制作が始まり、そして制作が終わった後にもまた発表があります。どんな風に制作したのか実際に見せながら発表します(PPTで)
そして卒業制作は1人だけで作るものではありません!最終的に文集を作るのでみんなで表紙やタイトルはどんな感じにするか、自己紹介ページの質問はどういった物にするか・・・など話し合いもたくさんしました!
とにかく毎日締め切りに追われて大変だった6級ですが無事に卒業出来た後の達成感は今でも忘れられません。



6級はとにかく発表が多くてPPTも頻繁に作っていました。人前で話すのが得意では無い私もこの6級の授業のお陰で少しは上手に話せるようになった気がしています🌹
試験内容
外大の試験は2日間にかけて行われ、1日目は筆記・2日目はインタビュー試験があります。
筆記に関しては級によって試験の配分が違うのですが、それぞれの科目の点数の約80%が試験の点数で評価されるのでしっかり勉強をしないと進級出来ない・・・なんてことも。(残りの20%は出席日数や授業態度、提出物などで判断されます)ただ基本的に授業をきちんと聞いて復習をすれば問題ありません!
個人的に大変だなと思ったのは쓰기と듣기でした。
外大の듣기は本当に速いんです。そもそも授業でする듣기も速いのですが、試験の時の듣기はそれよりも速いんです笑 体感で言うとTOPIKを3倍速ぐらいにした感じでしょうか・・・しかも授業では習わなかった内容も出てきたりするので普段からしっかり聞き取る力はつけなければならないなと思います。(私は毎日韓国のニュースをラジオで聞いていて耳を鍛えていました笑)
また쓰기は最後に作文を書かなければならないのでそれも慣れない内は大変でした。(時間配分とかで)いかに普段から作文を書く練習を出来ているのかが大事だなと・・・(3級までは400字、4級からは700字書かなければいけません)でもそのお陰でTOPIKの쓰기に苦手意識が無くなったと思います!
またインタビュー試験で印象深いのは5・6級。
外大では高級になるとインタビュー試験は討論試験になります!他のクラスの子たちと一緒にグループになって30分ぐらい討論をします!(先生たちは静かに見守っているだけ笑 ) 事前に30分練習をした後に30分討論を実際に行います。
5級の時は1週間ぐらい前に事前に4つの課題が出て、その課題に対して賛成か反対か意見をまとめて練習が出来ます!当日はくじ引きなのでどの課題をするかはその時にしか分からないですが、事前に練習が出来るという点では良かったかなと思います。(何を言うかも事前に覚えて練習もできる)
しかし6級はそうではありません。当日のぶっつけ本番です笑 6級も他のクラスの子たちと一緒にしますが、なにせどんなお題が出るかは分かりません。なので事前にどんなお題が出そうかみんなで話し合って模擬練習をして当日を迎えます。(練習の時も本番の時も先生たちがお題とその背景について書かれた紙を渡してくれるのでそれを基に討論をします。)
私の時は赤ちゃんポストについてのお題で、どんな問題点があるのか少し知識があったのでまだやりやすかったのですが、全く知らない分野に関してのお題だと討論するのも難しいのでいかに社会問題について関心があるのかがカギになるのかなと個人的に思いました。

久しぶりの学生だったのでテスト勉強ってどうやってたっけ!?と最初の内は迷走しながら勉強していました笑 やっていくうちに要領をつかめてきたので自分に合った勉強スタイルを確立して効率よく勉強していくのがオススメ🙆
まとめ
いかがでしたでしょうか?? 外大の授業内容や試験が少しは想像出来たでしょうか😊
これから外大に通う方のお役に少しでも立てれば嬉しいです🌹
それでは次の記事でお会いしましょう~!안녕♡